技術伝承と発展を支援する ものづくりエンジニア向け技術用語サイト『モノシリ』
| エックスセンケンサソウチ | |
| X-ray inspection system | |
| X線検査装置とは、X線(波長0.01~10nm、エネルギー100eV~100keV)により透視検査する装置のこと。非破壊検査の一種で、ワークの材質に合せて波長(エネルギー)を選択することで、リアルタイムにワーク内部の状況を検査できる。医療以外の工業用途としては、電子部品、部品実装済のプリント基板、樹脂部品(成形品)、金属部品(鋳物、溶接部分)などの内部検査・欠陥検査や、食品・飲料・医薬品の異物混入検査などに用いられる。 X線を用いた検査・分析装置には他に、X線回折装置、蛍光X線分析装置、X線CTなどがある。 |
| 110年ほど前に発見された“モノを非破壊で透視できる”X線。現在では健康診断など幅広く使われています。空港の手荷物検査がいい例ですが、実は港から船に積まれる輸出入貨物のあの巨大なコンテナもX線検査装置で検査されているってご存知でしたか? コンテナごと検査できる巨大なX線検査装置は、2001年に初めて横浜港に導入されました。検査装置は遮へいコンクリートの厚さが1m以上ある特別な建屋の中にあり、運転手がトレーラーを運転してその中に入ります。強力なX線なので運転手は途中で降りて、自動走行させながら検査するそうです。 この大型のX線検査装置を導入したおかげで、いちいちコンテナを開梱する必要がなくなったため、それまで2時間以上かかっていた検査が約10分程度と大幅に短縮されたそうです。今では国内16カ所に配備され、貿易大国・日本の輸出入を支えています。 |