技術伝承と発展を支援する ものづくりエンジニア向け技術用語サイト『モノシリ』
| シキソゾウカンタイヨウデンチ | |
| dye-sensitized solar cell | |
| 色素増感太陽電池とは、表面につけた色素が太陽の光エネルギーを吸収するタイプの太陽電池のこと。原理的には1970年代から知られていたが、現状ではまだ大量生産段階に達していない。 色がついた有機物である色素をつけた二酸化チタン(TiO2)多孔質体と、電解質、電極、基板などで構成。素材の価格が安い、印刷技術を適用できるので製造が簡単、プラスチック基板でも可能なので曲げることができる、などのメリットがある。一方、シリコン系の太陽電池に比べてまだ変換効率が低く、寿命・耐久性に劣るなどの欠点があるが、世界中で研究開発競争が繰りひろげられている。 「色素増感型太陽電池」と言うことや、英語を略して「DSC(デイーエスシー)」と呼ぶこともある。 |
| 低炭素社会への機運の高まりや補助金制度・買取制度もあり、家電量販店でも取扱うようになった太陽光発電システム。太陽電池で発電する仕組みですが、いずれは価格も低下して普及が進んでゆくと思われます。 日本のお家芸であったはずのこの太陽電池で、最近、世界各社の競争が激しくなっています。国内のシャープ、京セラ、三洋電機などに対し、中国サンテック、ドイツ・Qセルズ、米国ファーストソーラーなどが生産量を伸ばしてシェアトップ争いを繰りひろげ、変換効率や発電コストでも必ずしも日本企業の独壇場とはいえなくなってきました。 そんな状況のなか、先月開催されたCEATEC JAPAN 2009(幕張メッセ)で展示されていたのが『色素増感太陽電池』です。現在普及している太陽電池がシリコンを使っているのに対し、『色素増感太陽電池』は素材がまったく異なります。変換効率や耐久性などまだ課題も多いのですが、何といっても材料や製造コストが安価で、プラスチック基板でもOKということで、手軽に使える太陽電池としての期待が大です。 |