技術伝承と発展を支援する ものづくりエンジニア向け技術用語サイト『モノシリ』
| コウキノウジュシ | |
| high-performance resin | |
| ポリエチレンや塩化ビニールといった汎用樹脂よりも対衝撃性や耐熱性、加工性などの素材としての性能を高めた樹脂の総称。軽量で複雑な形状の部品でも成型しやすいため、金属部品の代用として用途が広がっている。「エンジニアリングプラスチック」とも呼ばれる。汎用樹脂より市場規模は小さいが、日本企業の高度な技術力を活かしやすく、日本の大手メーカーは世界でも高いシェアを握っている。 |
| 日本の「モノづくり」を支える中小工場。東京では大田区、大阪では東大阪市が中小工場の集中する地域として有名です。中小企業庁が毎年選定する「元気なモノづくり中小企業300社」にも数多くリストアップされていますが、現実問題として厳しい経営を強いられているのは確かです。ただ、そのなかでも世界的に需要が高まっている“高機能樹脂”関連では業績を伸ばしているところもあるようです。 これまで、中小工場の多くは海外から原料を輸入して、それをもとに製品化して輸出するという国内産業のモノづくりの仕組みの中で、大手メーカーの下請けとしても重要な役割を担う地位を確保してきました。 円高やドル安によって大手メーカーの生産の海外シフトが進み、我が国のモノづくりの構造は、東アジア圏を中心とした国際分業という産業構造へと変化すると、街の中小工場の多くは窮地に立たされていましたが、昨今の高機能樹脂の需要拡大と共に、新興国の経済成長が逆に追い風となって業績が好転した中小企業も見られるようになってきました。 日本の街工場が長年にわたり磨き上げてきた技術力は、時代の変化をも乗り越える力にもなりえます。『一流の技術を持って世界へ』それが苦境を乗り切るカギになりそうですね。 |